【スイス絶景モデルコース】ベルン発・日帰りで巡る定番&ロマンチック旅|グリンデルワルト・アイガーグレッチャー・ラウターブルンネン・イゼルトヴァルト

今回は、友人が新婚旅行でスイスを訪れたときに実際にまわった、ベルンから日帰りでグリンデルワルトとその周辺の定番観光地を巡れるモデルコースをご紹介します。スイスらしい絶景スポットを効率よく回りたい方におすすめです!
記事内のマップも参考にしながら、ぜひ旅の計画に役立ててくださいね。
二人の新婚旅行の全工程はこちらの記事でまとめています

今回まわった観光ルート(全体マップ)

各観光地の紹介と旅レポ
グリンデルワルトGrindelwald
グリンデルワルトについて
アイガー北壁を望む人気の山岳リゾートで、ハイキングや登山鉄道の拠点です。
アクセス方法
ベルンからインターラーケンオスト駅へ(約1時間)
インターラーケンオスト駅で電車を乗り換えグリンデルワルト駅へ(約20分)
使用した交通チケット
旅レポ
ベルン駅出発 7:30
ベルン駅でパンを買って電車の中で食べました。インターラーケン・オスト駅でグリンデルワルト駅行きの電車に乗り換えました。

インターラーケン・オスト駅からグリンデルワルト駅へ
多くの人は「グリンデルワルトターミナル駅」で降車しますが、私たちはまず「グリンデルワルト駅」に行きました。グリンデルワルト到着直前には電車の車窓からアイガーがドーン!!と姿を現しました。

終点のグリンデルワルト駅に到着 9:10
ユングフラウ地域にアクセスが非常に良いグリンデルヴァルトは、登山客やスキー客を含む観光客の拠点として人気の麓の町です。ホテルがズラーっと並んでいます。この景色の中に滞在するだけでも最高の思い出になりそうです。

松本市との姉妹都市提携150周年記念碑を発見!
実は、ここグリンデルワルトと長野県の松本市は、どちらも「アルプス」を有する山岳都市として、深いつながりがあります。どこを見ても絵になる絶景の中に、そんな日本との歴史的な絆が感じられる場所があるのは、なんだか嬉しい発見でした!
ターミナル駅まで散策!
グリンデルワルト駅からロープウェー乗り場のある「グリンデルワルト・ターミナル駅」まで歩きました。この区間はバスでも移動できるのですが、徒歩でも20分程度。せっかくなので歩いてみることにしました。これが大正解!!!終始絶景!!紅葉の季節で黄色く染まった自然が美しさを増していました。たった20分程度の距離のはずが、写真撮りまくっていたら1時間かかかりました。でも二人の素敵な写真がたくさん撮れました。





グリンデルワルト・ターミナル駅に到着 10:20
アイガーグレッチャー
Eigergletscher
アイガーグレッチャーについて
ユングフラウヨッホへ向かう登山鉄道の途中駅で、アイガー北壁のすぐふもとに位置する絶景ポイントです。ハイキングコース「アイガートレイル」の起点としても人気で、間近に迫る氷河や岩壁の迫力を楽しめます。
アクセス方法(グリンデルワルトから)
グリンデルワルト・ターミナル駅からアイガー・エクスプレス(ロープウェー)でアイガーグレッチャー駅へ(約15分)
登山鉄道利用の場合: グリンデルワルト駅から登山鉄道でクライネ・シャイデック駅→クライネ・シャイデック駅でユングフラウ鉄道に乗り換えアイガーグレッチャー駅へ
使用した交通チケット
旅レポ

アイガー・エクスプレスに乗車! 10:30
アイガー・エクスプレス(Eiger Express)というロープウェーに乗ってアイガーグレッチャーへ。チケットはグリンデルヴァルト・ターミナル駅の券売機で購入しました。ロープウェーから眺める黄色に染まった景色もすごく美しかったです。→チケット料金を見る

アイガーグレッチャーに到着 10:50
三名峰アイガー、メンヒ、ユングフラウが目の前に迫っていてすごい迫力でした。ちなみに、ここは愛の不時着のロケ地にもなった場所です。
アイガーグレッチャーはヨーロッパで最も標高の高い鉄道駅「ユングフラウヨッホ駅」へ向かう途中の駅でもあり、乗り換え地点としても便利です。
→ユングフラウヨッホに行った時の旅レポを読む

プチハイキング!
駅から外へ出て、クライネシャイデックまで1時間程度のプチハイキングをしました。下り坂なのでとっても楽ちん。初心者の私たちでも簡単に歩けました。ハイキングの様子は別記事で詳しく紹介しています。
クライネシャイデック駅
Kleinescheidegg
クライネシャイデックについて
グリンデルワルトとラウターブルンネンの間に位置する標高2,061mの山岳駅で、ユングフラウ鉄道の乗り換え地点としても有名です。アイガー・メンヒ・ユングフラウの三山を望む絶景ポイントであり、周辺には人気のハイキングコースも多数。のどかな山岳風景と鉄道の風情を楽しめる場所です。
アクセス方法
アイガーグレッチャーから徒歩で約1時間(距離:2.5km)緩やかな下り坂。
グリンデルワルト駅から直接行きたい方は、登山鉄道(ヴェンゲルンアルプ鉄道)でクライネ・シャイデック駅へ(約35分)
使用した交通チケット
なし
旅レポ

クライネシャイデック駅に到着 12:30
クライネシャイデック駅から出ている赤いユングフラウ鉄道と白く染まったアルプスの山々が作り出す景色があまりにもスイスらしくて感動しました。レストランがあったので昼食を取ろうと思ったのですが、次の目的地で食べることにしました。

ヴェンゲルンアルプ鉄道に乗車! 12:40
クライネシャイデック駅の券売機でクライネシャイデックからラウターブルンネンまでの片道切符をスイストラベルパス割引価格で購入しました。→チケット料金を見る
19世紀末に開業し、当時からスイスのアルプス観光の主要ルートとして親しまれてきました。世界最長のラック式登山鉄道(全長約19.1km)。歴史的な趣と絶景車窓に、観光客から人気のある鉄道です。 ヴェンゲルンアルプ鉄道
ラウターブルンネン
Lauterbrunnnen
ラウターブルンネンについて
断崖に囲まれた美しい谷に位置するスイス屈指の景勝地で、「滝の谷」とも称されます。高さ約300mから落下する「シュタウブバッハ滝」は村のすぐ背後にそびえ立ち、ラウターブルンネンの象徴的存在です。また、氷河の水が岩の中を流れ落ちる「トゥルンメルバッハの滝」も観光名所のひとつ。谷間の絶景と静かな山村の雰囲気が調和する、アルプスらしさ満点のスポットです。
アクセス方法
クライネシャイデッグからヴェンゲルンアルプ鉄道でラウターブルンネン駅まで約40分
使用した交通チケット
スイストラベルパスとは?
スイスのお得な交通チケットをまるっと解説
①クライネシャイデックからヴェンゲンまでハイキング : 約2時間半〜3時間(約7km)
②ヴェンゲンからラウターブルンネンまでヴェンゲンアルプ鉄道 : 約13分
→スイストラベルパス対象区間なので追加料金なし!
旅レポ

車窓から楽しむラウターブルンネン
電車の窓からふと外を見下ろすと、そこには まるで絵画のようなラウターブルンネンが!これはもう、美しすぎる…!
麓から見上げる景色とはまったく違う、上から見下ろすからこそ味わえる壮大なパノラマ。電車移動の中でもこの区間は特に見逃せません。

ラウターブルンネンに到着 13:30
ラウターブルンネンにはレストランやカフェが何軒かあるので、ここで少し遅い昼食を食べました。ラウターブルンネンでの食事や観光の様子は別記事に詳しくまとめています。
ラウターブルンネンを出発! 16:30
ラウターブルンネンの観光後、まだ体力がある!という元気すぎる二人。ということで、急遽イゼルトヴァルトへ行くことにしました。私も1ヶ所でも多く美しいスイスの景色を見せたい!と思う性格なので、このような積極的なリクエストは嬉しいです。まずは、ラウターブルンネン駅からインターラーケン・オスト駅に向かいます。
インターラーケン・オスト駅に到着 16:50
イゼルトヴァルト
Iseltwald
イゼルトヴァルトについて
ブリエンツ湖(Brienzersee) の南岸に位置する小さくて美しい湖畔の村。
スイスの自然美と静けさを味わえる場所で、韓国ドラマ『愛の不時着』のロケ地としても有名になりました。
アクセス方法
インターラーケン・オスト駅から103番バスで約20分
使用した交通チケット
旅レポ
インターラーケン・オスト駅からバス103番に乗車 17:10
遅い時間だからかなり人が空いているかな〜なんて淡い期待を抱いていましたが、バスはとても混雑していました。なんでみんなこんな時間からイゼルトヴァルト観光に行くの!?と思いましたが後ほど理由がわかりました。

イゼルトヴァルトに到着 17:30
到着すると広がっていたのは美しい夕日!これまで何度かイゼルトヴァルトに来たことはありますが、いつも昼間だったんです。初めてこの時間帯に来ましたが、こんなに美しい夕日が見れるんですね。とってもロマンチックで新婚旅行にピッタリ。思いつきで行きましたが大正解でした!※夕日の時間は季節によって変わります。




→イゼルトヴァルトの情報をもっと見る イゼルトヴァルトは夏の昼間であれば船でのアクセスもおすすめです。
イゼルトヴァルトを出発! 18:25
たくさん写真を撮ってイゼルトヴァルトを楽しんでこの日の観光…やっと終了!非常に濃い1日でした。このあとは、インターラーケンオスト駅までバスで戻り、インターラーケン・オスト駅からベルン駅へ。
ベルンに帰着 20:55

使用した交通チケットと料金
今回友人はスイストラベルパスを使って旅行していたので、この日追加で必要だったチケットは以下の二つです。

各パスの適用範囲によって、必要な追加チケットや料金が変わってきます。以下では、それぞれのパスを使った場合の料金の違いをわかりやすくまとめました。
アイガーエクスプレス乗車券
種別 | 片道/CHF | 往復/CHF |
---|---|---|
正規料金 | 37.60 | 75.00 |
スイストラベルパス/ ユーレイルパス | 27.20 | 54.20 |
ハーフフェアカード | 18.80 | 37.50 |
ユングフラウトラベルパス | 無料 | 無料 |
ベルナーオーバーラントパス | 27.20 | 54.20 |
ヴェンゲルンアルプ鉄道乗車券
種別 | 片道/CHF | 往復/CHF |
---|---|---|
正規料金 | 43.70 | 86.80 |
スイストラベルパス/ ユーレイルパス | 27.00 | 53.40 |
ハーフフェアカード | 21.80 | 43.40 |
ユングフラウトラベルパス | 無料 | 無料 |
ベルナーオーバーラントパス | 27 | 53.40 |
スイストラベルパス
スイス全国のほぼ全ての鉄道・バス・船が乗り放題になるパス。長距離を移動する旅行者向けの定番です。ユングフラウ地方の一部区間も割引対象になります。今回二人が使ったパスです!
ユングフラウトラベルパス
インターラーケンからユングフラウヨッホ方面までの山岳鉄道・ロープウェーが乗り放題になる、山エリアに特化したパス。ユングフラウ地域に数日間滞在する人におすすめ。
ベルナーオーバーランドパス
トゥーン湖・ブリエンツ湖周辺〜グリンデルワルト・ラウターブルンネン・メンリッヒェンなど、ベルナーオーバーラントエリアの多くの鉄道・バス・ロープウェーが乗り放題になります。このエリアの観光を楽しむ旅におすすめです。
スイスハーフフェアカード
公共交通が半額になるパス。短期滞在でも元を取りやすく、1日単位での移動が少ない旅におすすめです。特に山岳鉄道などはスイストラベルパスよりも割引率が高いこともあり山を中心に旅行する方におすすめです。

ユングフラウ地域に数日泊まって観光する方にはユングフラウ地域の電車やロープウェーが乗り放題になるユングフラウトラベルパスがおすすめです!
\ 詳細はこちら /





いろんな観光用の交通パスがあるけどどれが一番いいんだろう?と悩んでいる方はこちらをご覧ください。
以上ロマンチックな観光地を探している方、絶景を見てまわりたい方、効率よくたくさんの観光地を訪れたい方のお役に立てたら幸いです。


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