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【スイス生活/アパート事情】スイスと日本どう違う?スイスのアパート選びで大事なことまとめ!

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今住んでいるアパートは、私がスイスへ来る直前に夫(当時彼氏)が賃貸契約したアパートです。その前は夫もずっとお父さんと二人暮らしだったので、夫にとっても初めてのアパート探しでした。ということもあって、大事なことは見落としだらけ。

スイスのアパートに1年住んで気づいた、スイスのアパート探しで見落としたくないこと、これは確認しておいた方がいい!ということをまとめてみます。

こんな人におすすめの記事

・スイスでアパートを探す予定
・スイスのアパート事情に興味がある

目次

アパート選びで確認したいこと

治安と階数

これは日本のアパート探しでも全く同じだと思うのですが、安全面の確認です。

スイスは全体的に周辺諸国に比べて治安がいいです。それでも治安の良いエリア、少し危ないエリアなどは一応あります。治安の良いエリアは当たり前ですが、人気なので家賃も高いです。治安をとるか家賃を取るかの問題になりますね。

そして、日本でもよく避けられますが階数についてです。私たちは今1階に住んでいますが、昨年の夏ベランダに飾っていたランプを盗まれてしまいました!

やはりいくら治安が良くても1階は治安面においては避けるべきだと実感しました。

ただし、1階であることにより、引っ越しが楽だったり、下の階への音漏れについて考えなくて良いというメリットもあります。

スイス人は音にとても厳しいです。

スイスの引越し

スイスでは日本のような引越し業者に頼む人より、知人や友人に手伝ってもらいながら自分たちの手で引越しする人が多いです。そのため、階数が高くてエレベーターの無い家だと大きな家具の持ち運びがとても大変です。

洗濯機について

最近では各部屋に洗濯機が備え付けられているアパートがとても増えてきたようですが、まだまだスイスでは洗濯機をアパートの住人と共有するのが一般的です。

通常日本でいう1階に洗濯室があり、そこに洗濯機と乾燥機と物干し竿などが備え付けられています。備品はアパートによって異なります。

洗濯機を買わなくていいからいいね!

しかし、問題となるのがこの使用ルールと使用頻度です。これはアパートによって全然違うんです!

使用日の振り分けでよくあるパターン↓

  • 洗濯使用日が各住人に曜日ごとに振り分けられている
  • 予約制で、カレンダーに使用時間を事前に記入しておく
  • 空いていたらいつでも使っていい
  • 特にルールがなく他の住人たちと都度話し合って決める

ちなみに私たちのアパートでは、曜日ごとに振り分けられていますがなんと隔週の金曜日と土曜日しか使用できません。2週間に1回しか洗濯できないのはとても辛いです。

洗濯機が共同で面倒くさいこと
  • 好きな時に洗濯できない
  • 毎回洗濯物や洗剤を洗濯室に持ち運びするのが大変
  • 洗濯室と部屋を行き来しなければならない
  • 一日洗濯で潰れる
  • 洗濯室の使い方で隣人ともめる

特にスポーツをされる方やお子さんがいる方には不向きだと思います。

入居する前は洗濯機くらいちょっと我慢すればいいやと考えていたのですが、毎日好きな時に洗濯ができる日本の生活に慣れていたため、結構ストレスを抱えています。

また、洗濯機の共同使用は他の住人とのトラブルの発端でもあります。

洗濯機の使い方や洗濯機の取り合いなど、洗濯機が発端で起こるトラブルについてよく話を聞きますし、私たちも他の住人と喧嘩になったことがあります。

こんな洗濯事情のアパートがおすすめ
  • 各部屋に洗濯機が備え付け
  • 共用の洗濯機の場合は、予約制システムがあるか最低でも週一で割り振られている
  • 洗濯機は共用だが、希望すれば部屋に自費で洗濯機を設置することもできる

ちなみに、共同洗濯機付きアパートに決めちゃったーとお困りの方用に、日本ではこんな便利な洗濯機が手に入るみたいです。洗濯機が使えない時は、これで下着などだけ応急処置的に洗濯することができるので魅力的・・・。コンパクトにまとまるので日本からスイスへ持ってくるのも結構楽そうです。次回帰国時に買いたい!!

コンセントの場所と数

古いアパートにはとにかくコンセントが少ないです!タコ足配線だらけの家です。個人的にタコ足配線は安全面や見栄えから好きではありません。

内見の際にはコンセントの位置を全て確認してから簡単に家具の配置を考えることをお勧めします。

食洗機

スイスでは食洗機が備え付けのアパートが結構一般的です。しかし、私たちのアパートにはついていません。どんだけボロアパートに住んでるんだ!?と心配してくださった皆さんありがとうございます。

私たちは現在二人ぐらしなので、食洗機がなくても特に困りませんが、あるに越したことはありません。

お風呂場のバスタブ

スイスでは、バスタブがないアパートも多いです。

バスタブはなくてもいいか、と妥協しやすいポイントです。

しかし、私は断固バスタブ付きのお風呂を推奨します!日本でお風呂に日常的に浸かっていた人は特にバスタブ付きにこだわったほうがいいと思います。意外と我慢できません。特に冬は寒いですから。

私は引越し時、夫に唯一お願いした条件が「バスタブ付き」ということでした。

また、トイレとお風呂は別々がいいと思っていたのですが、流石にこれは予算内で探すのが難しかったので妥協しました。

欠陥の修理について

スイスは古いアパートが多く、色々なものが壊れやすいです。日本だと前の入居者が出て行った後、全てチェックして修理して壁紙まで張り替えるなんてこともあると思いますが、そんな丁寧な対処はしてくれません。

入居後数週間の決められた期間に、気づいた欠陥(窓枠が壊れている、セントラルヒーティングが壊れているなど)を管理会社に報告すると無料で修理してくれることが多いです。

ただ、住み始めないとわからないことって多いので、その辺りの契約を確認しておいた方がいいです。例えば夏に引っ越した場合は、セントラルヒーティングは使わないので壊れているかどうかの確かめようもないので、入居後数週間以内に修理依頼は無理です。

スイス生活、文化や生活習慣の違いで細かいストレスが蓄積しやすいです。最初からわかっているストレスポイントはしっかり避けていくことをおすすめします。

スイスのアパートと日本のアパートの違うところ

セントラルヒーティングで冬も暖かい

前半はスイスのアパートのネガティブキャンペーンか?という内容でしたが、いえいえスイスのアパートにも魅力はたくさん!特に好きなのがこのセントラルヒーティング!

欧米では一般的なアパートに備え付けの暖房機で、各部屋に設置されています。ストーブやヒーターと違って安全で暖かくて最高です!

基本的に冬はつけっぱなしです。暖かさも調整できます。夏はアパートの管理人に元栓(?)が切られるので自動的に消えます。

家に帰って冷え切った部屋が温まるのを待つあの時間、湯船に浸かるまでのあの凍えるような時間におさらば。

英語でセントラルヒーティングと呼ばれますが、ドイツ語では”Heizung“と呼びます。

エアコンがない

スイスの家にはエアコンがありません!これは、初めてスイスに来た時は衝撃でした。

でもスイスの夏って涼しそう。

これよく言われます。日本に比べたら確かにマシですが、近年の地球温暖化でスイスの夏も十分暑いです。

エアコンがないので、夏は窓をあちこち開けて扇風機をかけて乗り切ります。

寝室は、窓の外のシャッターを閉め切って日を当てないことで涼しい部屋を保つという技を使ったり。

暑い上に窓開けてるので、どんなに綺麗にしていてもキッチンにコバエがめちゃめちゃ湧きます。日本でコバエに悩んだことがなかったので対処法に悩みました。酢と醤油で自家製コバエホイホイを作ってなんとか乗り切りました。

窓に網戸がない

これも衝撃でした!網戸がないので、夏場窓を開けていたら入ってくる天敵・・・その名も「蚊」。

夫は寝室に蚊が現れたら蚊を退治しないと眠れない体質(どんな体質だよっ!)なので、夏場の寝室はシャッターを閉め、窓を開け、扉は閉めておくと言うルールを徹底されました。

昨年の夏、しっかり気を付けていたにも関わらず2回ほど寝室に蚊が出没した事件があり、音を聞いた夫は真っ暗な中、スマホの灯りで部屋中を探しまわり見事蚊を仕留めていました。素晴らしい才能。 

私はぷーんという音が耳の周りでしたら目を開けずに頭の周りや耳の周りをばちばち叩いて仕留めた気になって二度寝します。

ちなみに、こういう↓窓枠に貼り付けるタイプの網戸があるそうで、どうしても耐えられない人は是非試してみてください。

電気の取り付けが難しすぎる

スイスのアパートでは、玄関やお風呂場など最低限の電気はついていたのですが、リビングやその他の部屋には自分で取り付けなければなりませんでした。

日本も電気の取り付けは自分でやるよね?

そう、日本もそうなんですけど、スイスの場合電気の配線が剥き出しなんです・・。

思った以上に剥き出しじゃん。

危ないしは自力で取り付けられないなぁ。と言うことで、私たちは間接照明のみで生きています。

でもスイス人は自分で取り付けられちゃう人が多いですよ。

日本人の方はよく自分で取り付けようとして感電しちゃったーってあるある話されます。感電のハードル低…

スイスでは間接照明で薄暗く生活している人が本当に多いです。

冷蔵庫が備え付け

洗濯機もそうでしたが、冷蔵庫も自分で買う必要がありません。これは助かります!

しかも剥き出しではなく、部屋のデザインに馴染むようにカバーがしてあります。なんて洒落ているんでしょう。ボロアパートぶりを心配してくれていた皆さん安心してください。冷蔵庫にカバーついてます。

ちなみに、冷蔵庫は共同ではなく必ず部屋に一台ありますよ。

冷蔵庫の大きさはアパートによって違います。特に冷凍庫がとても小さい場合があるらしいので、アイス買いだめする人は冷凍庫のキャパも事前にみておいたほうがよいです。

以上、私がスイスのアパートに1年住んでみて気づいたスイスのアパート事情とアパート選びで大事なことでした!また思いついたらちょこちょこ書き足していきます。

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プロフィール

スイス人夫とスイスで生活している平凡な日本人です。
趣味は海外旅行で、とにかく観光が大好きです。
「痒い所に手が届く"お役立ち"情報」をモットーに《スイス観光情報》や《スイスでの生活に関すること》などを主に発信しています。
将来の夢はスイスでツアーガイドになることです。

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