スイスから日本へ/PCR検査は必要?
現時点でワクチン3回接種が済んでいない人は出国72時間前にPCR検査が必要です。私はワクチン接種は2回しかしていなかったため、今回の日本帰省の際にもPCR検査が必要でした。これは5月8日まで同じ要件のようです。
5月8日から新型コロナウイルスが5類になることから、これまで行われてきた水際対策が終了します。つまり、ワクチン接種の有無の確認やPCR検査が不要となります。特に私のようにワクチンを3回接種していない人には嬉しいお知らせですね!
同時に5月8日から「感染症ゲノムサーベイランス (仮称)」が開始されるとありますが、これは日本到着時に発熱や咳症状がある人に任意で検査をするもののようです。
詳しくは外務省公式ページで→外務省海外安全ページ:広域情報
スイスのPCR検査にかかる費用
スイスではPCR検査の需要源に伴い、以前まであちこちにあった特設PCR検査場はほとんどなくなってしまいました。現在のベルン市内のPCR検査価格はざっと調べたところ120CHF〜150CHFでした。
ちなみに、チューリッヒ空港のPCR検査場は149CHFです。
今回利用したPCR検査場(ベルン市内)
私はCity Notfallという病院でPCR検査を受けました。私がネットで調べた限り、ベルン市内だとここが一番安かったです。
価格 | 120 CHF (支払いは現金・クレカOK) |
結果判明までの時間 | 23時間 |
予約 | 不要・ウォークインOK |
この病院はベルン駅の裏側でアクセスも良いのでベルンにお住まいの方、ベルンに観光に来られている方におすすめです。
陰性証明書について
陰性証明書はEmilで送られてきました。
厚生労働省によると、陰性証明書には以下の項目が全て含まれていないといけません。
検査証明書の様式については特に指定はなく、任意のフォーマットでご用意いただけますが、以下の項目が日本語または英語で記載されている必要があります。
(1)氏名
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
(2)生年月日
(3)検査法
(4)採取検体
(5)検体採取日時
(6)検査結果
(7)医療機関名
(8)交付年月日
陰性証明書の画像
病院オリジナルの陰性証明書(英語)とスイス政府(?)のフォーマットの2種類が送られてきました。
右側のフォーマットには上記の(4)採取検体が記載されていないため条件を満たしていません。一方左側のフォーマットは上記項目を全て満たしていますので、これを使用しました。

陰性証明書アップロードの際の注意点
無事に陰性結果が届き、早速 visit Japanに登録しました。すると検疫手続き確認センターから以下のようなメールが来ました。
「採取検体の種類」はご提示いただく検査証明書の必須事項であり、明記されていない検査証明書は無効です。今一度・・・。
なお、検査証明書の再取得が難しい場合は、「採取検体の種類」を検査機関にメール等でご確認いただき、その回答を検査証明書と合わせてアップロードしてください。
検疫手続き確認センターからのEmail
濃い灰色ラインにはっきり「Nasopharyngeal Swab(鼻咽頭ぬぐい液)」と検体採取方法が明記されているのにまさかの弾かれてしまいました。
そこで、もう一度トライ。今度はわかりやすく必須事項全てに黄色のマーカーで印をつけて再アップロードしてみました。こんな感じで↓

すると今度はちゃんと受理され無事に青色画面をゲットすることができました。
同じ書類ですが、マークするかしないかだけで受理されやすさが変わりますので、要注意です。
厚生労働省のウェブサイトにも「任意フォーマットをご利用の場合は、以下の項目を探してマーキングをするなど、検査証明書の確認が円滑に行われるよう、ご協力をお願いいたします。」と書かれているので、これから任意フォーマットで登録される方はマーキングすることをお勧めします。
またもし右側のスイスフォーマットしかもらえない場合でも、病院に確認が取れてそれを一緒にアップロードできれば受理されるようですね。ただ、高いお金を払うリスクもありますので、事前に検査結果内容は検査機関に尋ねておくことをお勧めします。
この記事がお役に立てるのも嬉しいことに後たったの1ヶ月!皆様がスムーズに日本入国できることをお祈りします。